住宅保証機構が５月12日に、住宅瑕疵担保履行法に基づく保険法人として国土交通大臣から第１号の指定を受けた。そこで、静岡県建築住宅まちづくりセンター（青山巖理事長）は、あす１日から住宅保証機構の保険「まもりすまい保険」の取り扱いをスタートする。
　
　まもりすまい保険は、2009年10月１日以降に引き渡す新築住宅が対象。「工事中の検査が必要」となっているため、建設業者など住宅供給者は工事着工前に保険に入ることになる。
　
　また、分譲住宅や分譲マンションでは、完成後１年以内の引き渡しで、引き渡し日が09年の10月１日以降の物件では「保険」か「供託」が義務付けられるので注意が必要となる。中小企業者の保険料は、戸建て住宅125〜150未満で８万9040円。
　
　住宅瑕疵担保履行法は、施行日以降に引き渡す新築住宅について、供給戸数に応じた保証金の供託、または瑕疵担保責任保険への加入による資力確保措置を建設業者や宅建業者に義務付けたもの。

　保険は、すべての工法・建て方の新築住宅が対象となり、これらを供給する建設業者と宅地建物取引業者が活用可能。新築住宅の引き渡しから10年以内に発生した一定の瑕疵による損害について、１戸当たり2000万円を上限に保険金を支払う。
　
　保険に加入する場合、最初にまちづくりセンターに業者登録を行う。保険の申し込みは着工前に行い、申し込みの申請は、まちづくりセンター本所の住宅性能保証課（静岡市駿河区）に持参または送付により行う。

　問い合わせ先は、県建築住宅まちづくりセンター住宅性能保証課（電話０５４・２０２・５５７４）へ。

＜建通新聞・静岡　2008年６月30日付＞