建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

  • サイトマップ
  • フレンドリンク

ページ内を移動するためのリンクです。

【統計】3月の着工数 マンションはゼロ

 2008年3月の新設住宅着工戸数は、県内で前年同月比6%増の2746戸だった。分譲マンションの着工が2月の202戸から、一転0戸と「着工なし」の状況に落ち込んだ。全国ベースの着工戸数では、改正建築基準法施行から9カ月連続で減少し、3カ月ぶりに下げ幅も二ケタ台の15.6%減となった。
 
 国交省の「建築着工統計調査報告」によると、本県の3月新設住宅着工は戸数ベースで2746戸(前年同月比6%減)、床面積ベースで35万6000(同11%減)と、いずれも前月の増加から一転して、減少する結果となった。着工戸数ベースでは、1月まで6カ月間続いていた「対前年度割れ」の状況に再び落ち込んだ。

 県内着工の利用関係別では、分譲住宅の着工戸数が前年同月比55.9%増の150戸。中でも、ほとんどが構造計算適合性判定の対象となるマンションは先月の202戸から、0戸だった。
 
 貸家は1.5%減の1305戸、持家は4.5%増の1245戸となり、持家は2カ月連続で増加を維持している。
 
 全国の3月住宅着工は戸数ベースで8万3991戸(前年同月比15.6%減)、床面積ベースで1325万8000(同3.1%減)。戸数、床面積とも減少幅はほぼ横ばいで推移している。
 
 地域別では、首都圏が前年同月比11.7%減の3万0372戸、中部圏が11.6%減の1万0853戸、近畿圏が24.5%減の1万3332戸と、いずれも前月のプラスからマイナスに転じた。。その他の地域は16.3%減の2万9434戸で9カ月連続の減少となった。

 全建築物の着工床面積を発注者別に見ると、公共建築主が前年同月比12.7%増の59万と2カ月連続の増加となったのに対し、民間建築主は3.7%減の1267万で9カ月連続の減少となった。

<建通新聞・静岡 2008年5月9日付>


表「静岡県の新設住宅着工戸数の推移」はこちらから(22,016Byte)