建築環境・省エネルギー機構(IBEC、村上周三理事長)は、戸建て住宅の環境性能を評価するCASBEE戸建評価員養成講習を5月から6月にかけて全国11都市で開く。受講申し込みの受け付けは4月3日から同22日まで。7月7日に1級・2級・木造建築士を対象にした試験を行い、合格者は登録を経て「CASBEE戸建評価員」となることができる。
「CASBEE」は、産官学の連携で開発した建築物の総合環境性能評価システム。CO2など建築物の環境負荷(L)と、環境品質・性能(Q)のマイナス・プラス両面を総合化して性能を評価する仕組み。
CASBEEの運用に当たっては、建築物の総合的な環境性能評価に関する専門的な知識と技術が求められるため、同機構では2004年度に「CASBEE評価員登録制度」を創設。今回の講習では、戸建て住宅を対象にした「CASBEE戸建て」の評価員を養成する。
費用は受講料7000円、受験料1万5000円、登録料1万円(テキスト代別途)。問い合わせは、事務局 電話03(3222)6693まで。
講習概要は次の通り(開催日会場定員)。
▽福岡―5月13日九州ビル(福岡市博多区)150人▽大阪―5月14日チサンホテル新大阪(大阪市淀川区)200人▽金沢―5月15日石川県地場産業振興センター(金沢市)100人▽仙台―5月17日齋藤報恩会(仙台市青葉区)100人▽東京その1―5月20日東京ビッグサイト(江東区)200人▽名古屋―5月21日ホテル名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区)200人▽京都―前同カラスマプラザ21(京都市中京区)100人▽札幌―5月22日チサンホテル札幌100人▽東京その2―5月27日東京ビッグサイト(江東区)200人▽広島―5月30日広島国際会議場100人▽郡山―6月17日ビッグパレットふくしま(郡山市)100人▽秋田―6月18日秋田市民交流プラザ
<建通新聞社・東京編集局>
|