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構造計算適合性判定の担い手 いよいよ始動  

 まずは順調に始動−。建築確認の構造計算審査を受け持つNPO法人静岡県建築技術安心支援センター(山崎善利理事長)は、改正建築基準法施行日の20日、静岡市葵区追手町の事務所で判定業務を開始した。センターのスタッフは緊張の中にも、充実感に満ちた表情で業務をスタートした(=写真)。

 支援センターでは、耐震強度偽装事件の再発防止を図るため、新たに一定の高さ以上(木造・高さ13m超、鉄筋コンクリート・高さ20m超、鉄骨造4階以上など)の建築物で義務付けられた、構造計算の二重チェック(適合性判定)を行う。

 初日は、構造適合性判定員の資格を持つ建築士が、センターで構造計算書を受け入れるための準備作業に追われていた。一週間後には、民間指定確認検査機関などで審査を終えた計算書が、センターで適合性判定を受ける見通し。

 山崎理事長は「県民の皆さんの安全を預かる意味で、センターが担う役割や責任は重い。今後は、判定員が円滑に審査できる体制を万全にし、センターの業務を1日も早く軌道に乗せたい」と意気込んでいた。
 
<建通新聞・静岡 2007年6月22日付>
 


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