建築資料研究社/日建学院は、中堅構造技術者の育成のため、日本建築構造技術者協会(JSCA)の「建築構造士認定試験」の対策講座をインターネットを利用したWeb講座として6月1日に開講する。5月16日から日建学院ホームページの「ニッケンbbスクール」(http://www.ksknet.co.jp/nikken/bb/)で受講申込受付を始める。
建築構造士資格認定制度は、構造計画の立案から構造の設計図書までを統括し、構造の工事監理業務も行うことができる者について、JSCAが技量を判定し資格を与える制度。本年1月までに全国で2636人を認定している。
講座は、丹青ヒューマネットの協力で作成し、東京工業大学の和田章教授が監修。JSCAの推薦講座として認められている。
内容は、過去問題(2001〜06年度に出題された問題に対する解答例を解説)演習問題(各部位ごとの構造計画方法や荷重計算法など基礎項目に対する説明)確認問題(実際の試験対策を考慮、時間配分の検討や効率的な解答方法の説明)−−の3本柱で構成。和田教授の特別講義「より良い構造技術者を目指して」も配信される。
6月1日から試験日(9月29日)まで配信。講座総時間は約17時間となっている。
日建学院では、講座の特徴として、Webによる動画講座のため、いつでも、自宅でもどこでも、どの項目からでも何度でも視聴できること、構造設計界のスペシャリストによる分かりやすい講義、学習上の疑問・質問はメールで個別対応−−などを挙げている。
学費は通常21万円(税込み)だが、開講記念として15万7500円(同)。問い合わせは、日建学院コールセンター 電話0120(243)229または各支店まで。HPではガイダンスを配信している。
<建通新聞社・東京編集局>
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