建築技術教育普及センターは、2007年度APECアーキテクトの審査申請を5月1日から6月30日(消印有効)まで受け付ける。1級建築士資格取得後、7年以上の実務経験(うち複雑な建築物の設計などにかかわった経験3年以上)を持つ者が対象。モニタリング委員会による審査を経て、9月下旬に審査結果を発表する。
APECアーキテクトは、APEC(アジア太平洋経済協力会議)域内の技術者の流動性を促すため、学歴や実務経験、継続能力開発の実施など一定の要件を満たした設計者を相互に承認するもの。
日本でAPECアーキテクトとなるには、大学レベル(4年以上)の建築課程を修了している1級建築士である1級建築士登録後、7年以上の実務経験(うち、複雑な建築物の設計などについて専門家としての責任ある実務経験を3年以上)を持つ―という要件を満たす必要がある。登録更新(登録期間は2年間)には、継続的な専門能力開発(CPD)の実施が求められる。
今回の審査申請期間は5月1日から6月30日まで。審査結果は9月下旬に発表する。審査合格者は10月1日から12月21日までに登録することで、APECアーキテクトとして認定される。
費用は審査手数料が1万1550円、登録手数料が5250円。問い合わせは、同センター企画部 電話03(5524)3105まで。
<建通新聞社・東京編集局>
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