■実績を見る
前項で「建築ナビ」の活用を記しましたが、多くの作品に接することが大切です。それも各事務所を訪問するのではなく情報収集が必要です。なぜ先に訪問しないほうがいいと言えば、仕事を依頼するかどうか分からないのに事務所を訪ねていろいろ情報収集するのは建築設計者に対して失礼です。ある程度絞り込んでからでも遅くありません。「建築ナビ」でもそれ以外でも面白い作品に接したら建築主を尋ねて足で情報収集が必要です。自分の気に入った住宅が必ずあるはずです。
■紹介などは重荷になる
建築設計者がかかわれる住宅の大半は、紹介です。良い仕事をしていれば紹介も多くなります。でも紹介の場合は、建築主も建築設計者もなかなかフランクになれないことが往々にしてあります。紹介者が気に入った住宅や建築設計者を、あなたも気に入るとは限りません。住宅建築は極めて個人的な感性の問題だからです。一番いいのは、あなたが「この人だ。この人の設計だ」と納得できる建築設計者を探すことです。「建築ナビ」では建築設計者が全く知らないところで、建築主が建築設計者を選ぶことが出来ます。建築設計者の個性や人柄、技能やセンスは必ず「つくられたもの」に現れます。評価はあなたがしてください。
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