建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

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[No.024]
第6回
「人と建築」フォトコンテスト

入賞作品

 「人と建築」をテーマに、静岡県建築士事務所協会(山崎善利会長)が毎年実施しているフォトコンテストで、第6回の今年は鈴木幸保さん(浜松市)の「夕景美」が金賞を受賞しました。  このフォトコンテストには、192点の応募があり、写真家の大竹省二氏を委員長とする審査委員会が選考した結果、金賞1点、銀賞3点、銅賞5点などの入賞作品が選ばれました。

 入賞作品と撮影者(敬称略)は次の通り。

  「夕景美」
鈴木幸保
 メカニックな近代的な建物とバックのブルーの空、そして建物の中のグリーン、赤、屋上の近くに群がる人々、そうしたものが非常にシンプルですが賑わいを感じます。近代的な建物と人物のふれあいというものがよくわかり、楽しい写真になっています。

  「螺旋と直線」
牧野光伸
 建築美の中で動きを感じさせるエスカレーター、点在する人間が生きています。この人物がいることによって非常にこの作品が生き、そして階段の下の黄色いTのマークが、この作品の変化として効果的に描かれています。

  「古屋根」
野々村整亮
 古い建物、古く渋い屋根瓦と松の木、その後ろに新しい家が建てられていくという、静と動のコントラストをうまく狙った作品です。古いものから新しいものへ脱皮していく、そうした時代性がこの一枚の写真の中から感じられます。

  「ある晴れた日」
勝本 仁
 非常にダイナミックな絵を描いたこの建物、そこへ人物が点在しています。建物の人物とのふれあい、建物の大きさとこの人間の小ささが、母なる胸の中に小さな赤子がいるような感じを受けます。

  「つるし雛」
伴野雄三
 つるし雛がにぎやかに飾りつけられた中で、おばあさんがいかにもその人生を楽しんできたことを物語るような雰囲気を感じさせる作品です。

  「ガラス窓の館」
河村圭子
 決して新しい家でも立派な建物でもないが、よく見るとユーモラスな一瞬の時間がこの建物の中で演じられています。仲居さんらしい方が急いでいき、二階では手紙か何かを読んでいるお父さん、そうしたコントラストが建物を通じて二分されながらも、一つの絵としてまとまっています。

  「学舎」
薄井溢夫
 メカニックな建物の下で子供たちが嬉々として戯れ、子供たちの声が聞こえるような風情です。ガラス張りの建物と子供たちの自然な姿、違和感があるようでいてよく見るとマッチングしている様子が感じられます。

  「建前」
杉本慶夫
 建前の写真はよくありますが、この写真は実によく人物の配置がよくまとめています。構図として建物の木組みと人物の配置がうまく描かれています。

  「里の旧家」
松崎盛樹
 日常生活の一端として、旧家の中で演じられている、ごちゃごちゃしているようですが、一つ一つ見ると古く使われているこの家の持つ味、暖かさが感じられます。

静岡二科賞
「惜春」
勝亦紀枝
山月会賞
「雨上がり」
山田英雄

静岡新聞・SBS放送賞
「サンタのかくれ家」
庄司博彦
建通新聞社賞
「旅籠前」
橋本輝雄

キャノン賞(士事協会長賞) 「里の軒山」 田邊茂樹
コダックダイヤミック賞 「奏でる」 松浦弘子
ニコン賞(士事協会員賞) 「待ち合わせは、ガラスのモニュメントの前で・・・!『待つ人、去る人』」 滝下秀之
ペンタックス賞 「憩いの丘」 望月良男
京セラ賞 「ビルの清掃」 朝比奈秀彌
コニカミノルタ賞 「雨の新成人」 加藤正敏
オリンパス賞 「風紋館」 今出川聡