建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

  • サイトマップ
  • フレンドリンク

ページ内を移動するためのリンクです。

[No.006]
第2回
「人と建築」フォトコンテスト

入賞作品

 静岡県建築士事務所協会(田中楯夫会長)が主催した第2回「人と建築」フォトコンテストで、最優秀賞に松井浩子さんの「七五三の日に」が受賞するなど、9点が入賞した。
 このフォトコンテストは、同協会が「心の豊かさ」が実感できる「まちとひと」をテーマに、昨年から一般募集で実施しているもので、今年は142点の応募があった。後援は建通新聞社と静岡新聞社・SBS静岡放送。これらの作品を、写真家の大竹省二氏を委員長とする審査委員会で審査した結果、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選5点が入賞した。
 入賞作品は、2月7日〜11日まで静岡市役所市民ギャラリーで、2月20日〜24日まで浜松クリエート浜松で、3月1日〜4日まで沼津市立図書館展示ホールでそれぞれ展示される。

各受賞作品と受賞者(敬称略)、大竹省二審査委員長の講評は次の通り。

  「七五三の日に」
松井 浩子 (静岡市)
 女性の方の作品ですが、日本人の国民性として、ものを平面的にみるきらいがありますが、この作品はそうではなく、非常に立体感があります。
 建物と人間との関わりとして、七五三の日ということで、神社に一家揃ってお参りしたのでしょう。この作品は神社の建物をパースペクティブ、つまり、遠近感と立体感をだしています。
 その建物の中で七五三のお祝いにきた人々が三々五々として廊下を歩んでいく姿が非常に美しい画調でとらえられています。
 建物の撮り方、人物の配置などがとてもよくまとめられていると思いますので、最優秀賞に選びました。

  「祝・棟上式」
伴野 雄三 (静岡市)
 昨年も上棟式の状況写真が上位に入り、今年も入りました。
 非常に活気に満ち満ちた情景をよくとらえています。
 これからこの家で生活をするということを暗示させている作品で、後ろの富士山、ちょっと頭が隠れていますが、この背景と建物の棟上式と屋根のスロープ、そして、その上に乗って活気に満ちて棟上式を行っている人々のいきいきとした表情、それを見上げている人々の生活と建物の関わりあいは、そこからはじまっているのではないかと思います。

  「暑い陽差し」
平野 泰昌 (清水市)
 これは既製された一つの建物の造形美を主にとらえています。大きな建物の下を行き交う子供達と建物を構図的にしっかり撮影しています。  欲をいえば、一つ一つの窓からそこに生活する人々の動きがあればもっと面白くなったのではないかと思います。

  「老舗」
漆畑 淑男 (清水市)
 古い建物の前で現代的な服装をした若い女性たちがふっと暖簾を見上げている。  若い女性たちからみると古い建物は非常に奇異に見えるかも知れないが、かえってそのコントラストが古い建物と現代ふうの若い女性たちとのバランスを非常に面白くまとめています。  古い建物と現代の若い人達との関わりあいがとらえられているということで、この作品も上位に入りました。

「都会の夏祭り」
武田明芳 (静岡市)
「ナマコ通り」
小泉 一 (清水市)
「木造建築の美」
小山勝ニ (浜北市)

「車窓にて」
太田克秀 (静岡市)
「新築中」
長倉 保 (静岡市)

「雨の太田宿」
山梨秋良 (静岡市)
「建てる」
今出川聡 (浜松市)
「天高く」
今出川たかみ (浜松市)
「日本建築としまだ娘」
土屋隆作 (浜松市)
「好奇心」
山田英雄 (清水市)
「慶日」
土屋雄一 (御殿場市)
「考える空間」
高松 善 (藤枝市)
「川越宿の人足」
小山敏久 (浜北市)
「街かど」
杉山弘行 (袋井市)
「観る」
多々良元彦 (静岡市)
「初秋の日ざし」
漆畑英子 (清水市)
「宇津ノ谷の里」
川口恭司 (富士市)
「語らい」
森下歳也 (静岡市)
「マンションのおともだち」
柴 吉宏 (清水市)
「岩科学校と子供達」
石川金吾 (清水市)
「ストライク」
小倉 康 (清水市)
「朝のお散歩」
大石粂男 (静岡市)
「散歩道」
吉井 靖 (清水市)
「フリ−マ−ケット」
平野泰昌 (清水市)
「思い出」
西岡亜津美 (下田市)