建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

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夢のマイホーム!? 安全な住まいづくりとは・・・

 静岡県では、県民と協力して犯罪の起きにくい安全な県をつくるため、2004年4月、「静岡県防犯まちづくり条例」を施行、防犯まちづくりを進めています。
 「防犯まちづくり条例」では、住宅の建築主や設計者、施工者、所有者などに、県が定めた防犯指針(「住宅の犯罪の防止に配慮した構造、設備等に関する指針」)に基づき、必要な対策を講じてもらい、犯罪に遭いにくい安全な住宅の普及を図ることとしています。



 まず、住宅で発生している犯罪の手口を確認し、犯罪に対する住宅の弱点を知り、犯罪に備えましょう。
 共同住宅の主な侵入犯罪は、「空き巣ねらい」がダントツ。一戸建て住宅でも同様ですが、「忍び込み」にも注意が必要です。
 侵入手口は、「施錠せず」「ガラス破り」の2つがワースト1・2。共同住宅では全体の68.6%を占め、一戸建てでは83.6%にもなります。
 静岡県県民生活室では、共同住宅や一戸建て住宅を建築する際に、防犯上配慮すべき構造や設備など「防犯指針」の内容を分かりやすく解説した『住宅の防犯ガイドブック』を作成。
 『住宅の防犯ガイドブック』に基づき、犯罪に遭わない住宅、その対策の具体例を挙げてみました。

積極的な防犯で安全・安心な暮らし

玄関扉

材質・構造

  • 材質がスチール製などで、破損が困難なもの
  • デットボルト(かんぬき)が外部から見えない構造
  • 扉のこじ開け防止(ガードプレート)措置

ドアスコープ・ドアチェーンなど

  • 錠を補完するドアチェーン
  • 外部が見通せるもの

  • 破壊が困難で、ピッキングなどによる解錠が困難な構造
  • 補助錠の設置

インターホン

  • 玄関の外側と通話可能なもの
  • 共同住宅では、管理人室や共用玄関の外側とも通話可能なもの

  • 面格子の設置など侵入防止措置
  • サッシ一体型は、接合箇所が多く部材が丈夫なので破壊されにくい
  • 窓ガラスの材質は破壊が困難なもの

バルコニー

  • 面格子が設置しにくい窓には、鍵付クレセント、補助錠の設置
  • 縦樋、階段の手すりなどを利用した侵入が困難な位置に配置
  • やむを得ず接近する場合は、面格子などの設置で侵入防止措置
  • 手すりは、プライバシー保護・転落防止などに支障のない範囲で、周囲からの見通しを確保
  • 腰壁より柵が効果的

外回り

死角となる物の除去

  • 物置やロッカーなどは、見通しが妨げられないように設置

植栽の樹種び選定、位置の配慮

  • 著しく茂る、背丈が高くなる種類は避ける
  • 侵入の足場とならないように配置
  • 定期的な剪定

屋外設置機器の配置場所

  • 侵入者の足場とならない配置

防犯設備

光/明るく照らされている

  • センサー付ライト、照明・防犯灯

時間/侵入に時間がかかる

  • 錠前破り対策(補助錠、ドアプレート)

目/顔や姿を監視

  • 防犯カメラ、テレビドアホン

音/警報音などの大きな音を出す

  • センサー付スピーカー、警報ベル

その他

  • 防犯設備が適正に作動するか定期的な点検整備

自主的な防犯体制の整備

自主的防犯活動の推進

  • 防犯点検
  • 防犯パトロール

管轄警察署との連携

  • 犯罪発生情報などの有効活用