建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

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静岡県立大学 国際関係学部教授 高木 桂蔵

【004】
ラッキーになる法則…その3

 先回に引き続き『ラッキーになる方位』を説明したい。まず図を見ていただきたい。これは、五色(五行)の配置である。

北……黒
東……青
南……赤
西……白
中央…黄

 先回も説明したが、もし今日が金曜日だとする。図と図により、『金が負けるのは火』であり、『金が勝つのは木』であることを思い出していただきたい。

 

常に前向きな発想を

 これから、次のようなことが言えるのである。

金曜日が『負ける方位』である火(すなわち南の方位)は悪い
しかし、『金が勝つ』木の方位、すなわち東はラッキー方位ということになる
そのほかの水(北)や、都市・農村の中心地である土(黄)は、悪くもよくもない。そこで、こう考えればいいのだ。

簡単なラッキー方位法 

 風水は、つねに明るく前向きに考えるものだから、上記の1のとき、すなわち『金が負ける』南(火は金に勝つ…図)に行きたいときは、まず中央の土(黄)のところへ行き、ここから南下するといいわけである。そうすると、簡単に『悪い方位』が外れる。
 もうすこし説明しよう。図を見ていただきたい。火の親は、土である(火は土を生むから、火は土の親と言える)。すなわち、南の方位にある目的地に行くときは、いったんその目的地の北側に行き、そこから南下する。
 そうすれば、親である火の気を受けて、運勢は好転することになる。

『鬼門』を強調する人物はサギ師である

 これが、先回もお話しした『方違え(かたたがえ)』という秘伝なのである。
 凶も、たちまち吉になるというわけである。この法則は、住宅や敷地についても応用できるのである。例の『鬼門』に対する対策も、同様である(鬼門だから方位が悪いという人間は、ペテン師かサギ師だと断言して間違いない…それは、次回に説明する)。
 いずれにしても、『悪い方位』も『方違え』でタチマチにしてラッキーになれるのである。
 風水は、すべてこう考えようではないか。なぜなら風水とは『人が幸せになるための知恵と経験の積み重ね』だからだ。

つづく

静岡県立大学国際関係学部教授 高木 桂蔵

 

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