日本建設業団体連合会(日建連、平島治会長)と日本科学技術振興財団(有馬朗人会長)は15日、東京・千代田区の科学技術館「建設館」の完成記念式典を開いた。式典には、日建連会員団体・企業関係者のほか、国土交通省の青山俊樹事務次官ら、国土交通省、文部科学省、経済産業省などの関係省庁・機関から多数の来賓が出席した。
建設館は、科学技術館4階で日建連が出展している建設関連の常設展示スペース「コンストリアム」をリニューアルしたもの。
あいさつに立った平島会長は「建設産業は、経済・文化の発展に重要な役割を果たしているにもかかわらず正しい理解をしてもらっていない」と、建設館をはじめとした積極的な広報活動の重要性を訴えた。また「次代を担う青少年に建設業への関心を芽生えさせたい」とも述べ、リニューアルした施設に期待を寄せた。
建設館は「建てる・防ぐ・未来を創る」をテーマに、実際の体験を通じた建設知識の醸成を目指している。展示は、タワークレーンを実際に操作できる「超高層ビルをつくる」や、シールドトンネル掘削の様子をゲーム的にシミュレートできる「トンネルをつくる」、震度5の地震の揺れと、免震装置の効果を同時に体験できる「地震からまもる」など、14の体験・展示施設で構成している。
<建通新聞社・東京編集局発>
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