15年４月の静岡県内の新設住宅着工戸数は、対前年同月比20.7％減の2438戸で前年実績を下回った。分譲・持ち家・貸家とも減少したため、先月の増加から再び減少した。

　静岡県住まいづくり室が９日発表した集計データによると、持ち家は1265戸で対前年同月比22.6％減、貸家は885戸で同17.2％減、分譲住宅は234戸で同32.0％減となった。持ち家・貸家・分譲ともに先月の増加から再び減少した。
　地域別に見ると、東部は927戸で対前年同月比19.5％減、中部は678戸で同19.5％減、西部は833戸で同23.0％減となった。３地区とも先月の増加から再び減少した。

　資金別では、民間資金は対前年同月比22.0％減・先月の増加から再び減少、公的資金は同14.6％減・先月の増加から再び減少、そのうち公庫資金は同17.2％減だった。

　単月としては、13カ月ぶりに2500戸を下回る低い水準となった。前年度好調だった県東部の分譲住宅と県中部の貸家に反動が見られたほか、県西部を中心とした持ち家着工の減少が目立つ。

＜静岡県記者発表より＞