国土交通省の5月30日発表によると、15年4月の全国住宅着工戸数は、持ち家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加したため、前年度比は6カ月ぶりに増加した。
4月の新設住宅着工戸数は10万0276戸、前年同月比1.4%の増加。新設着工床面積は927.7万、前年同月比2.2%減で、こちらは11カ月連続して減少した。
利用関係別の戸数をみると、持ち家は3万3804戸、前年同月比6.4%減で11カ月連続の減少。公庫融資による持ち家は2674戸、同60.0%減・39カ月連続の減少、民間資金は2万8884戸、同7.6%増・42カ月連続の増加。
貸家は3万7325戸、同0.9%増、4カ月連続の増加、公的資金による貸家は6938戸、同14.1%減・先月の増加から再び減少、民間資金は3万0387戸、同5.1%増・4カ月連続の増加。
分譲住宅は2万8226戸、同12.2%増、6カ月ぶりの増加。そのうちマンションは同11.5%増の1万7756戸、一戸建ては同12.9%増の1万0322戸。
建築工法別では、プレハブが1万2129戸・2カ月連続の減少、ツーバイ・フォーは6640戸で3カ月ぶりの減少。
<国土交通省記者発表より>
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