静岡県左官業組合（村松秋男理事長）は14日、伊東市内のホテル聚楽で15年度総会を開催し、伝統技能や新工法を生かした市場開拓を重点に、左官業界の健全な復活に向けて活動するとした事業計画を採択しました。
　総会には、日本左官業組合連合会（日左連）の池本孝会長、伊東市の鈴木藤一郎市長、佃弘巳県議会議員らが来賓として出席、組合員と合わせて約200人が集まりました。

　村松理事長は「われわれ専門工事業界は、未曾有の厳しい状態が続いている。最近、見直されている健康壁の普及や新工法の開発に取り組みながら、組合員が団結して難局を乗り切ってほしい」とあいさつ。日左連の池本会長は「環境や高齢化社会に対応したリフォームなど、時代の要請に対応することが必要」と話し、組合員の意識改革を求めました。

　表彰式では、日左連会長表彰に小林満雄氏（三島支部）、佐野政勝氏（富士宮支部）、瀬崎安男氏（浜松支部）の３人が選ばれ、池本会長から表彰状が手渡され、組合功労者表彰なども行われました。
　議事では、14年度の事業・決算報告、15年度の事業計画と予算案などを承認、総会終了後には、懇親会を開き組合員の親睦を図りました。

（写真は村松理事長）

＜建通新聞・静岡　５月26日付＞