静岡県健康福祉部介護サービス室は、老人保健福祉施設の種類や手続きについて紹介した『老人保健福祉施設整備のいろは』を作成しました。4月から希望者には、県健康福祉センターや市町村で配布しています。
施設の計画から開設までの流れや資金計画などを解説、これまでの文字ばかりのパンフレットから、よりビジュアルにして施設整備を考えている事業者にとって分かりやすい手引きとなりました。
今後、高齢化が一層進むことが確実な中で、特別養護老人ホーム、老人保健施設の整備はかなりハイピッチで進めていかなければならない問題となっています。
それには、施設を運営していく事業者がいなければ成り立たない。しかし、施設整備には多額の事業費がかかるとともに、補助金制度とはどういうものか、どういった施設を整備していくのがよいかなど、分からない点が出てくるでしょう。
静岡県では、事業者にこういった疑問点をクリアして施設整備を進めてもらおうとパンフレットを作成。内容は、補助制度のしくみ、補助金の単価など施設整備にはどのような設備が必要となり、設備・人員基準はどうなっているのか。また事業費がどのくらいかかるのか、特養、老健、ケアハウスなどに分けてモデルケースを示して説明しています。
問い合わせは、静岡県健康福祉部介護サービス室(電話054・221・2862)。
<建通新聞・静岡 4月9日付>
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