15年2月の静岡県内の新設住宅着工戸数は、対前年同月比10.8%減の2516戸で前年実績を下回った。分譲・持ち家・貸家とも減少したため、先月の増加から再び減少となった。
静岡県住まいづくり室が4日発表した集計データによると、持ち家は1394戸で対前年同月比6.0%減、貸家は973戸で0.6%減、分譲住宅は143戸で同58.8%減となった。持ち家・貸家は先月の増加から再び減少、分譲住宅は2カ月連続の減少。
地域別に見ると、東部は714戸で対前年同月比6.9%減、中部は789戸で同7.7%減、西部は1013戸で同15.5%減となった。東部は3カ月ぶりの減少、中部は2カ月連続の減少、西部は先月の増加から再び減少。
資金別では、民間資金は対前年度比6.8%増・3カ月連続の増加、公的資金は同52.1%減・9カ月連続の減少、そのうち公庫資金は同73.2%減だった。
長引く景気低迷による雇用悪化や所得減を背景に、住宅着工戸数は減少傾向。今のところ、大きな好転はみられない。
<静岡県記者発表より>
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