フジ都市開発（静岡市国吉田１−７−37）は、沼津市大手町の長崎屋跡地周辺に、土地所有者と共同で商業施設と駐車場を含んだ分譲マンションの建設を計画、順調に進めば年内にも着工したいとしています。

　規模については地権者と協議しながら進めていきますが、現時点では14階建て程度を考えており、１階に商業施設、２・３階に駐車場、４階以上を分譲マンションにする予定。戸数は60戸程度を見込んでいます。
　既存建物については７月ごろから解体したいとしており、マンションは年内に着工し、17年３月ごろの完成を目指す。
　建設予定地は、長崎屋跡地を中心に隣接する店舗跡地合わせて敷地面積約1550。この内約６割はフジ都市開発が取得しています。

　同社では今後、事業計画をはじめ、設計や施工者の選定などについて地権者と協議しながら、建設に向け準備を進めていく予定。建設されるマンションは、ＪＲ沼津駅南口の通称「さんさん通り」の中心商店街に位置することになりますが、現在、通り沿いは空き店舗も目立ち空洞化が見られます。今回、このような状況を解消し、早期の活性化を望む地権者らの意向も踏まえ、優良建築物等整備事業の制度を活用せずに民間主導で再開発を進めていく考え。

（写真は建設予定地の長崎屋跡地）

＜建通新聞・静岡　４月２日付＞