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第16回村野藤吾賞、ポーラ美術館の安田幸一氏が受賞

 第16回村野藤吾賞は、「ポーラ美術館」(神奈川県)を設計した安田幸一氏(元日建設計、現東京工業大学大学院助教授)に決まりました。
 授賞式は5月15日に東京・港区芝の建築会館ホールで行い、安田氏が「ポーラ美術館−自然環境との対峙(たいじ)−」と題して記念講演します。入場は無料。

 受賞作品のポーラ美術館は、神奈川県箱根町千石原の原生林の中に昨年オープン。ポーラグループの先代会長、故・鈴木常司氏が40数年にわたって収集した印象派絵画をはじめとした美術コレクションを所蔵しています。
 受賞理由について、村野藤吾記念会の池原義郎代表は「この美術館の企画・設計、そして実現までには多くの問題解決のための技術開発があった」ことを指摘。特に「厳しい法的規制と自然への配慮から、建築の大部分を地表に現さないという条件」を技術的アプローチで解決した点を高く評価しています。
 その上で、池原代表は「自然の業を人工に呼び込み、人工を自然の側に移行する試みがここに計られている」と述べています。

 安田氏は、1958年神奈川県生まれ。81年東京工業大学工学部建築学科卒、83年同大学院修士課程修了後、日建設計入社。88年から90年にバーナード・チュミ・アーキテクツ・ニューヨーク勤務。89年イエール大学建築学部大学院修了。2002年日建設計を退社し、東京工業大学大学院助教授。

(写真は受賞作品のポーラ美術館=撮影者・石黒守氏)

<建通新聞社・東京編集局発>