15年1月の静岡県内の新設住宅着工戸数は、対前年同月比6.9%増の2879戸で前年実績を上回った。分譲住宅が減少したものの、持ち家・貸家が増加したため、3カ月ぶりの増加となった。
静岡県住まいづくり室が4日発表した集計データによると、持ち家は1338戸で対前年同月比117.9%増、貸家は1227戸で9.5%増、分譲住宅は311戸で同28.3%減となった。持ち家・貸家は3カ月ぶりの増加、分譲住宅は3カ月ぶりの減少。
地域別に見ると、東部は851戸で対前年同月比4.4%増、中部は704戸で同26.0%減、西部は1324戸で同42.7%増となった。東部は2カ月連続の増加、中部は先月の増加から再び減少、西部は3カ月ぶりの増加。
資金別では、民間資金は対前年度比4.4%増・2カ月連続の増加、公的資金は同10.9%減・8カ月連続の減少、そのうち公庫資金は同48.0%減だった。
雇用情勢は依然として厳しいが、持ち家の減少傾向が鈍化し、年度ベースの途中経過では、各利用関係別着工とも、おおむね前年度同期並みの戸数となった。
<静岡県記者発表より>
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