静岡県建築士事務所協会（山崎善利会長）は２月15日、静岡市追手町の静岡市役所市民ギャラリーで第４回「人と建築」フォトコンテスト入賞作品の表彰式を行い、金賞を受賞した勝本仁さんら入賞者に記念の盾と表彰状を贈りました。

　式に先立って、山崎会長は「年々、応募作品数が増え、作品のレベルもアップしてきているように感じる。生活感あふれる建築物と人間との関わりを撮影するのは難しいが、受賞者の方々にはさらに腕を磨いて頂いて、再び栄誉を受けてほしい」と、主催者を代表してあいさつしました。
　続いて、審査委員の写真集団山月会の海野祥司代表幹事が１つ１つの作品を紹介しながら、「今年は生活感がにじみ出る作品が少なかった印象がある。普段の生活の１コマでの作品を期待する」と感想を述べました。

　表彰式では、金賞１点、銀賞３点、銅賞５点、後援した建通新聞社賞１点など計20点の受賞者に記念の盾や記念品が送られ、表彰式終了後、建築家の栗田仁氏が記念講演を行いました。

　入賞作品と受賞者は次の通り。（敬称略）
　▽金賞−「宇宙旅行」勝本仁▽銀賞−「祭りの日」森本順子、「鏡の錯覚」朝比奈秀彌、「建前の日」桑原稔▽銅賞−「吉日」伴野雄三、「決った」松浦弘子、「風薫る」山下雄司、「駅前広場」竹村真一、「あの日あの頃」今出川たかみ▽静岡二科賞−「新築の家（木魂庵）」白鳥松平▽山月会賞−「未知との遭遇」青木俊文▽静岡新聞・ＳＢＳ静岡放送賞−「旧家の里」松崎盛樹▽建通新聞社賞−「黄昏どき」鈴木幸保▽キャノン賞−「木蓮の咲く頃」太田克秀▽コダックダイヤミック賞−「祭りの日」橋本輝雄▽ニコン賞−「秋麗」漆畑淑男▽ペンタックス賞「名人芸」杉本慶夫▽京セラ賞−「餅つき」川口新吾▽ミノルタ賞−「日陰で一休み」漆畑英子▽オリンパス賞−「祭りの日」八嶋孝

（写真は山崎会長から表彰を受ける金賞受賞の勝本氏）

＜建通新聞・静岡　２月19日付＞