池田ゴルフガーデン(静岡市池田1233、漆畑信一代表)は、昨年3月に閉鎖したゴルフ練習場跡地を27区画の住宅団地「池田の森エコロジー団地」として造成工事を進めており、1月28日にコンセプト説明会を開き、不動産関係者や地元工務店などが参加しました。
同団地は、各区画に平成技研(浜松市)の地下式雨水貯留型浸透施設(リング・サイクル工法)を用いて雨水の有効利用を行う環境配慮型分譲団地で、静岡市内では初めての取り組み。
地面は透水性舗装にし、地下はスパイラル状の溝がある高密度ポリエチレン製円形パイプを積み重ねて地中に空間を作り、雨水を貯留するもの。荷重が分散される構造なので上部は駐車場として利用できます。
同団地の総面積は、約1万3000。「住居と医療、やすらぎ・景観、にぎわい」の4ゾーンに分けて賃貸の集合住宅も建設。中心部に緑地なども設けるほか、地下調整池も設けます。造成は5月の完成を予定。
基本構想は漆畑氏が代表を務める「エコロジープランニングランドスケープ環境計画工房」、設計はプランテーション(静岡市)、造成工事は木内建設(静岡市)が担当しています。
問い合わせは、電話054・262・4429へ。
(写真は地下式雨水貯留型浸透施設の説明を聞く業者)
<建通新聞・静岡 2月7日付>
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