14年12月の静岡県内の新設住宅着工戸数は、対前年同月比10.4%減の2702戸で前年実績を下回った。分譲住宅が増加したものの、持ち家・貸家が減少したため、2カ月の連続の減少となった。
静岡県住まいづくり室が5日発表した集計データによると、持ち家は1342戸で対前年同月比14.2%減、貸家は1099戸で同6.2%減、分譲住宅は258戸で同1.2%増となった。持ち家・貸家は2カ月連続の減少、分譲住宅は2カ月連続の増加。
地域別に見ると、東部は1007戸で対前年同月比1.5%増、中部は927戸で同18.5%増、西部は768戸で同38.2%減となった。東部・中部は先月の減少から再び増加、西部は2カ月の連続の減少。
資金別では、民間資金は対前年度比2.2%増・先月の減少から再び増加、公的資金は同45.2%減・7カ月連続の減少、そのうち公庫資金は同48.9%減だった。
持ち家を中心として住宅着工は減少傾向にあり、大きな好転要因は見当たらないが、静岡県東部を中心に分譲住宅着工の増加が見られ、年度ベースでの戸数は、おおむね前年度なみに推移している。
<静岡県記者発表より>
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