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静岡市が53件で突出 木造住宅耐震補強助成制度の活用状況

 静岡県都市住宅部建築安全推進室は、木造住宅耐震補強助成制度・プロジェクト「TOUKAI−0(ゼロ)」の活用状況を公表しました。それによると、2002年12月末現在で32市町・195件の申請となっています。

 地域別にみると、東部地区は18件で対前年度比で8件、中部地区は138件で同27件、西部地区は39件で同6件とそれぞれ増加しましたが、各地域で依然、申請件数に温度差があります。特に中部地区の静岡市では53件の利用があり、他の市町村と比べ突出しています。
 また、全体件数では当初予算で計画した1000棟の約2割にしか至っておらず、市町村の受け入れ態勢の遅れなどもあって低調に推移しています。静岡県では今後、引き続き事業の活用を呼び掛けていく一方で、耐震診断を受けやすい環境づくり、診断後に工事費を分析して提示するシステムを整備していく考え。

 木造住宅耐震補強助成制度は、昭和56年5月以前に建築された在来木造住宅で耐震診断の総合評点が0.7未満の住宅を1.0以上にする場合、市町村が1棟当たり30万円を上限に補助する制度。

<建通新聞・静岡 1月22日付>