建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

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Q: 完成したわが家に初めて入る時、どんなところに注意すればいいのでしょうか?
A:
設計事務所や建築会社、役所で完成の時にいろいろ検査しますが、あなたも、設計図をもとに一通り、そのとおりになっているかどうか、新しい家を隅から隅まで見てみましょう。
床下、屋根裏、すべてのドア開き締め、ブレーカーの点検、コンセントの位置と通電具合、設備の作動具合など一通りは確認しておきましょう。 また、最近は先端技術を取り入れた設備が多くなっています。その取り扱い方法などしっかり確認しておきましょう。
Q: 新居への引越しでやらなくてはいけないことを教えて下さい。
A:
いくつかあります
・今度はあなたが建築士になる番です。
家具の配置図は作りましたか?収納スペースは有効に使えそうですか?絵画や置物、装飾品はどこに置くか決めましたか?カーテンはもうつけましたか?―
など事前に設計しておきたいものです。
・新居ですとどうしても新しい物が多くなります。今まで使っていた物で、処分しなければならない物は処分しましたか?
新居に引っ越したら
・電気やガス会社、水道局に連絡して、元栓を開けてもらいましょう。
・電気のブレーカーを「入」にしましょう。
・引っ越した当日に、近所のごあいさつに回りましょう。
・住民票の移動手続きを済ませましょう。
・まだいろいろ登記しなければならないものが残っているはずです。早目に済ませましょう。
・設計事務所や建築会社など工事でお世話になった人達にあいさつをしておきたいものです。
・子どもの幼稚園や学校の道順をもう一度、一緒に確認しておきましょう。
・表札は必ず引っ越した日に付けましょう。
・荷物は早めに片付けましょう。
Q: いろいろな臭いがしますが大丈夫でしょうか?
A:
住宅には接着剤、ペンキやワックスが使われています。木の香りもします。もし気になるようでしたら、こまめに室内を換気し、外気を取り入れて下さい。 そして、これは出来上がってからではなく事前に言っておくべきことですが、アレルギー体質ならできるだけ天然素材の材料を使うように設計事務所や建築会社にいっておいた方がいいでしょう。
Q: 工事途中で手違いや間違いがあって、建物に欠陥が出た場合、直してもらえるのでしょうか?
A:
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)」ができました。
この法律では、新築住宅の基本構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の侵入を防止する部分)について、 『住宅の引き渡しの日から10年』は瑕疵担保責任期間となりました。
これはあくまでも建築会社の施工が原因による場合だけです。そしてこの場合は、建築会社に過失がなくても請求できますし、建築会社は瑕疵を補修しなければなりません。
Q: 日頃の点検と手入れの大事なことは分かっていますが、どんなところに注意すればいいでしょうか?
A:
一般的な木造住宅の一番の敵は湿気です。とにかく湿気を取り除くことです。
そのためにはやはり風通しと掃除です。
例えばたまには、屋根裏を覗いてみたり、床下換気孔から中を覗いてみたり、樋が詰まっていないか見てみたり、天井や壁にシミやカビが付いていないか見てみましょう。
法隆寺に代表されるような日本の木造建築は、長い年月建ちつづけています。 これは技術の良さや木の強さもありますが、それ以上に維持と管理が行き届いているからです。 「長く持った」というよりも「長く持たせた」という方が正しいのかもしれません。 あなたの家も長く持たせるだけの価値があるようにしたいものです。