建てたい人と建てる会社の『建築ナビ』

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Q: 地鎮祭や上棟式はどのようにやるんですか?
A:
いずれも建築の儀式です。
地鎮祭は着工に先立って、その土地の地の神様を鎮め、
工事の安全を祈願する儀式です。
上棟式は、棟上げ式、建前とも呼ばれています。
■地鎮祭
建築主とその家族、設計事務所、施工者の代表、現場監督が出席します。
吉日の午前中に行うのが一般的です。
費用は見積もりの際の条件にもよりますが、施工者が負担します。
神主への謝礼は、建築主が渡します。
鍬入れや鋤入れ、祝詞などの儀式があり、1時間はかかりません。
宗教色をなくす場合は、工事安全祈願祭という言い方で行われることもあります。

■上棟式(いわゆる建前)
土地の神や家屋の神に家屋の守護と建物が無事完成することを願う儀式です。
家屋の骨組みができあがった段階です。
(木造家屋の場合、軸組みを組み立て終わった時に行います。)
近所の人達を集めて餅まきを行うこともあります。
この儀式が終わってから、内装や床工事、屋根工事などに入ります。

Q: 工事途中で設計を変えたい部分がでてきました。可能でしょうか?
A:
出来ます。
しかし、工事の遅れ、前工程への逆戻り、労力、何よりも費用の問題が出てきます。
工事費や設計料の支払いのトラブルの元にもなりかねません。
◎基本的にはやらない方がいいでしょう。
■建築士と相談しましょう。
たとえば、資材や材料などは建築会社が契約をした際に発注するものもあります。
そういった物がフイになってくる場合もあります。
変更するときには、直ちに建築士と相談しましょう。

■建築士や現場監督に話をしてください。
また現場の職人に直接指示を出したりするのは避けてください。

設計事務所や建築会社、住宅メーカーは家づくりのプロです。
プロの意見を尊重した方が無難な場合の方が多いといえます。
Q: 着工前に近所に挨拶に行きたいと思いますが、タイミングについて教えて下さい。
A:
1週間前くらいでいいのではないでしょうか。
必ず建築主と建築会社の現場監督が一緒に回ってあいさつしましょう。
完成後のご近所付き合いは着工のときから始まっています。
■一口メモ
現場にはさまざまな人や車が出入りします。
騒音、振動、道路の汚れ、夜間の現場の管理など近隣の人たちが迷惑だと思うようなことがたくさん出てきます。
その際、建築主の連絡先、施工者の連絡先などは必ず置いておきたいものです。
Q: 現場を見に行きたいのですが、注意しなければならないことはありますか?
A:
注意することの前に...現場には何度も行きましょう。
工程表という工事のスケジュールを書いた表が必ずあります。
事前にそれをもらっておいてください
現場では次のようなことに注意してください。
■現場でのエチケット
・現場に入るときはヘルメットをかぶる
・工事の邪魔にならないようにする
・現場の職人にあいさつする
・軍手を用意し底の厚い靴でいく
・疑問点や確認したい点などは、直接職人に話さないで建築士を通す
・たまには差し入れを持っていく
・近隣の人とも話をする
Q: 監理と管理の違いはなんですか?
A:
工事のチェックには二つあります。
設計事務所が行うもの監理、施工者が行うものを管理といっています。
いずれもよい住宅を造るための業務・作業です。
■監理
――建築主にかわって設計事務所が、図面どおりに
  工事が行われているかどうかチェックすることです。
  また図面では表現できないようなことや、予想もしなかったことへ
  の対処などがこの作業を通して行われます。

■管理
――施工者が工事が適切に行われているかチェックすることです。

Q: 工事が完成したときはどんな注意をすれば良いのでしょうか?
A:
工事が終わると設計事務所による検査、建築会社による検査、役所による検査が行われ、すべて合格なら、引き渡しとなります。
役所による検査が通ると「検査済証」が発行されます。
確認通知書とともに必ず保管しておきましょう。
設計事務所と建築会社による検査のときも建築主は立ち会った方がいいでしょう。
■一口メモ
工事中に設計事務所や建築会社から受け取った設計図書や書類、領収書は必ず保管しておきましょう。
「竣工図」も必ずもらいましょう。
工事途中で何か変更があった場合、設計図との食い違いが出てきます。
後々の維持管理、メンテナンスのときに必ず必要です。