■<最初に...>
●すべて自己資金や親や祖父母からの資金援助がある人は別ですが、
住宅ローンを組んでのマイホーム取得となるでしょう。
しかも20年とか30年とかの長期にわたるローン返済です。
無理のないようにしなければならないことは当然です。
目いっぱい借りてしまっては息詰まってしまうこともあります。
返済額は年収の25%以下
■<借りる額よりも、返せる額――>
これが住宅ローンの一番のポイントです。
一般的に返済額は年収の25%以下にしなさいといわれています。
あなたの会社の年代別給料や定年時の退職金などを調べてみて、現在から定年までの総収入をシュミレーションしてみるのもいいでしょう。
家計の中で、住宅費と教育費と老後の生計は一番の問題です。
給料は上がりますが、それにともないさまざまな出費がかさんできます。
ライフサイクルのことも頭において、慎重に返済計画を立てましょう。
■<有利な住宅ローンを利用する――>
住宅ローンには
・公的融資――住宅金融公庫融資、年金住宅融資、財形住宅融資、
自治体融資、都市基盤整備公団資金
・民間融資――銀行・信託銀行融資、生命保険の住宅ローン、
労働金庫・信用金庫など
があります。どこで借りても金利が付きます。
この金利がポイントで、できる限り金利が低い方がいいのは当然です。
ローンを組むと毎月の返済予定金額が支払完了まで示されます。
いつまでたっても、元金が減らず、何年間かは金利の支払いといっていいくらいです。
金利には変動金利と固定金利、固定金利選択型があります。
公的融資は固定金利が多く、民間融資はいずれかを選ぶ方式になっています。
住宅ローンは長い期間にわたって返していくものです。
金利が1%違っても、百万円を超す金利の上積みが出てくる可能性があります。
将来のことを考えると、固定金利の方がいいかもしれません。
■<返済期間をどのくらいにするか。>
返済期間が長い方が、月々の返済額が少なくなります。
しかし、一番長い返済期間で設定するのもかんがえものです。
定年後になっても返済しなければならないとか、
退職金を取り崩すようでは、老後の不安が残ります。
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