「シックハウス症候群」という病気が近年、社会問題となっています。新建材で居住空間をつくることが多くなったことに加え、高気密・高断熱化が進み自然換気が難しくなっていることが原因で、ホルムアルデヒドなどの有害有機化合物によって室内の汚染が進み、目やのどに痛みを感じたり、アトピー性皮膚炎が悪化したりするというものです。
こうした中、健康で快適な暮らしのために、自然の素材を使った塗り壁が今、見直されています。水溶性で天然素材を多く使用している塗り壁材は、ホルムアルデヒドや揮発性有機溶剤等が含まれていないので、刺激臭がなく健康的で、環境保護にもつながる仕上げ材として注目されています。
また、塗り壁の材料である珪藻土は、湿度が高い状態では、珪藻土が多量の水分を吸収し、乾燥状態になると逆に水分を放出します。このような優れた吸放湿機能を持つ壁材で仕上げられた部屋は、急激な湿度の変化を抑制しますので、快適な住み心地を提供し、身体にやさしい良好な体調維持の助けとなります。
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